概要
このアプリでできること
EnvGeo-Seawaterは、海水の安定同位体・水文データを探索するためのインタラクティブなWebアプリです。
地図、水温–塩分図、塩分–δ¹⁸O関係図、深度プロファイル、2D/3D/4D可視化に対応しています。
現在のコレクションには、EnvGeo Dataset [ECS–Japan Sea]中核コレクション(主要出典:Kodama et al. (2024))、日本周辺の引用付きデータ、NASA GISSとPAGES CoralHydro2kを含む全球参照データセットが収録され、約50,000件の記録を探索できます。結果を利用する際は、Data SourcesとFiltered datasetに示される元データの出典を引用してください。
想定ユーザー
- 海洋地球化学の研究者
- 海洋学を学ぶ学生
- 自分の海水データを参照データセットと比較したいユーザー
ローカル導入
公開パッケージは、ソースリポジトリをcloneせずに、次のようにローカルアプリを導入・起動できます。
python -m pip install envgeo-seawater
envgeo-seawater
Apple Silicon macOSでは、この標準pip導入をPython 3.10–3.13で確認しています。Python 3.13ではNumPyとPyProjがソースからビルドされ、数分かかる場合があります。PyProjまたはCartopyの導入で失敗した場合は、安定版READMEにあるConda fallbackを使ってください。Python 3.14はv1.3.4で固定している依存関係では未対応です。
基本的な流れ
- サイドバーからページを選びます。一時的なファイルを使う場合は、User Data Check & Quick VisualizerでCSV/XLSXをアップロードします。ファイルは現在のブラウザセッション内だけで扱われます。
- 常時使うローカル表を読み込む場合は、アプリ起動前に
ENVGEO_LOCAL_USER_DATA_PATHで、repository外のCSV、XLSX、XLSファイルを指定します。同梱のlocal_data/user_data.xlsxはゼロ値の公開サンプルです。個人データをrepositoryやアプリフォルダへ入れないでください。 - Data filteringで参照データセットを選び、条件を調整します。常時読み込み表を設定した場合は
User Excel data、セッション内アップロードが使える場合はUploaded dataが表示されます。 - 条件を変更した後にApply settingsを選び、必要に応じて図の設定を調整します。
- 地図、図、表、品質フラグを確認する。
- ページに操作がある場合は、必要に応じて図や抽出データの概要をダウンロードします。
主なデータ項目
- δ¹⁸O(
d18O) - δD(
dD) - d-excess
- 塩分
- 水温
- 水深
- 緯度・経度
- 採水年・月
注意点
- beta と表示されたページは、ワークフローや科学的な扱いを調整中です。
- 全球データを大きく選択すると、3D/4D表示が重くなることがあります。
- ブラウザからアップロードしたデータは、現在のStreamlitセッションのメモリ内だけで扱い、アプリは保存しません。アップロードはUser Data Check & Quick Visualizerに加え、salinity–d18O、mapping、T–S、custom-parameter、depth-profile、vertical-sectionの各ページで使えます。2Dplusと3D/4Dでは現時点でブラウザからのアップロードには対応していません。
User Excel dataは、repository外のパスから読み込む常時データセットです。セッション限定のUploaded dataとは別に扱います。- Vertical Sectionの補間は実験的な機能です。解析結果として扱う前に、観測点、設定、データ密度を確認してください。
- Custom Parameter PlotとVertical Sectionはbetaワークフローです。Correlation Overviewは、探索的な開発ワークフローを残すアーカイブであり、新機能の追加対象ではありません。